はじめに
町内にはたくさんの森林がありますが、自然の力だけでなく人の力も使って森林を育てることを森林づくりといいます。
それでは、何のために森林づくりをすると思いますか?
昔から木材の生産が主目的であることに変わりはありませんが、近年は二酸化炭素の吸収源対策や森林づくりそれ自体をレクリエーションとして楽しむなど、その目的は多様化してきました。そのため、「森林づくりで何ができるのか」ということに自由な発想が求められる時代になってきました。
また、森林づくりは時として何十年という時間がかかるため、「どのような森林にしたいのか」という未来を思い描く力も不可欠です。
町では令和5年度の春に、町民の方が森林づくりを実践できる制度の創設を検討しており、疑似的な森林所有者として町有林の一部で森林づくりをしてみたいという想像力豊かな管理者(南ぷフォレスター)の方を募集します。
木を育てることにちょっと興味がある、薪やほだ木を作ってみたい、ゼロカーボンに向けて何かできることはないか探していた…etc、どんなきっかけや動機でも結構です!自分だけの思いがつまった森林で、緑の軌跡を残してみませんか?
制度の概要
・場所は平成28年の台風被害によって伐採跡地となった落合地区の町有林で、落合市街地から乗用車で約10分。傾斜はほとんどありません。なお、アクセス路は途中から砂利道になります。
・1区画25m×20m=500m2で、南ぷフォレスターとなった方には担当する1区画を自由にかつ責任をもって管理していただきます(覚書を締結していただきます)。
・令和5年度の秋(9~10月頃)に植栽を実施予定ですが、植栽前の整地作業及び苗木にかかる費用は町が負担いたします。実際の植栽作業及びそれ以降の手入れについては南ぷフォレスターの方に実施していただきますが、道具等については必要に応じて貸し出し予定です。
・土地及び立木等の所有権は町に帰属しますが、利用可能となった立木や林産物については南ぷフォレスターの方に無償提供いたします。
・将来的に木材の伐出を南ぷフォレスター自身で実施することが困難な場合は、当該作業は町が実施いたします。
・森林づくりに『正解』はありません。一緒に悩み、考えながら進めていきましょう!
南ぷフォレスターの条件
・町内に在住する個人又はその集まり(家族や仲良しグループ等)、もしくは町内に事務所又は事業所を有する法人。
・植栽から成林(10~50年程度)まで責任を持って森林管理に携わることができること(転居等やむを得ない事情で継続できなくなる場合を除く)。
・森林管理には怪我や虫刺されといった危険が伴う可能性があることを理解し、自らの責任で各作業にあたることができること。
募集数
・5~10組程度
※応募者多数の場合は抽選で決定いたします。
応募方法
・役場窓口、電話、ファックス、メールいずれかの方法にて応募者の氏名と連絡先をお知らせください。
・応募をいただいた後、事業の詳細について説明会もしくは個別説明を実施いたしますので、そこで最終的な意思をお聞かせください。
・不明な点や不安な点等ございましたら上記と同様の方法にて気軽にお問い合わせください。
応募期限
令和4年10月31日
問い合わせ先
産業課林政係
TEL:52-2178
FAX:52-2225
メール:rinmu@town.minamifurano.hokkaido.jp