南富良野中学校の概要

1 所 在 地

 

○ 住 所 北海道空知郡南富良野町字幾寅1052番地
       北緯 43度10分 東経 142度35分

       海抜 350m(役場庁舎地点)
○ 校地面積 48,183㎡  校舎敷地 9,825㎡  グランド  14,686㎡

○ 所在地の環境
 上川管内の南部、南富良野町字幾寅市街地郊外に学校はある。市街地の中央を国道38号線が縦貫し、学校前をJR根室線が通過する。また、学校近くを幾寅の地名の元となった空知川支流のユクトラシュベツ川が流れている。学校は国設南富良野スキー場の麓の丘陵地帯に位置し、広い敷地をもち、周囲には閑静な住宅地と山林が広がっている。

 

2 創立の経緯

 

 平成13年4月、近年の過疎化、少子化が進む中、中学校の在り方について、「中学校は、教科の専門的指導と多人数における学習効果等を考慮して、町内一校とする」との基本方針を定めた。その基本方針の下、各地域、保護者との懇談会を行い、理解が得られたとして、平成15年3月の執行方針において、平成17年4月をめどに中学校の総合改組の説明がなされた。
 平成15年5月、南富良野町の中学校一校化に向け、次代を担う子どもを育てる教育環境の整備・充実を目的とした南富良野町立中学校統合推進協議会を創立し、各中学校の閉校及び新設校開校準備を行った。
 平成17年3月31日、幾寅中学校、落合中学校、金山中学校、下金山中学校を閉校し、平成17年4月6日開校式を行い、4学級(特別支援学級含む)、91名の生徒が在席する南富良野中学校が開設された。
 校舎は、旧幾寅中学校をそのまま使用し、開校に伴い、校舎内外が全面改良された。(校舎は昭和49年、体育館は昭和58年に建築、グランドは平成元年に大型改修、平成2年に校舎外壁屋根の全面塗装されている。)

平成21年に新校舎の建築に着手し、平成22年11月に新校舎が落成した。

 

3 地域と生徒の特色

 

 南富良野町は空知川に沿って、北落合、落合、幾寅、東鹿越、金山、下金山の6つの地区から形成されている。行政機関や商業地が幾寅に集中しているため、人口の7割は幾寅地区が占めている。各地区は、北落合地区(農業・・じゃがいも・そば栽培、酪農)、落合地区(農業と観光・・体験型観光業等)、幾寅地区(行政・商業)、東鹿越地区(鉱工業・・石灰生産)、金山地区(農業・・じゃがいも栽培、酪農)、下金山地区(農業・・もち米栽培)とそれぞれの特徴をもっている。これまで、農業を基幹産業として発展を遂げてきたが、年々農業就業者数は減少傾向にあり、過疎化が進んでいる。
 「太陽と森と湖の町」として観光面にも力を入れ、風光明媚な自然の環境に魅せられ訪れる観光客も多い。
 生徒は全般的に落ち着いており、素直で明るく、学習活動や学校行事等に対して積極的に取り組んでいる。又、保護者の学校教育に対する関心は高く、学校行事やPTA活動に協力的である。